コラム 戦術
Mリーグでの鳴き読みはどこまで当たるのか? (Japanese)
全員の手牌が
コラム 戦術
Mリーグでの鳴き読みはどこまで当たるのか?
全員の手牌が
鳴いている
鳴いている
割合は
結論
- 当たりに
くかった :チーされなかった牌。同じ場面のほかの 牌の 100分の 1ほどしか、 その鳴いている 人の待ちに 当たっていませんでした。 - 当たりやすかった:チーの
直後に 切られた 牌の周り (マタギ・1つ隣・2つ隣)と、 2色を 鳴いている 人に対する 残りの1色。 1枚切った ときの 支払点で 見ても、 はっきり 高くなっていました。 - ポンの直後は
別物 :ポンの直後の打牌の 周りには、 チーの 直後のような 上乗せは 確認で きませんでした。 - 過信しない:
「チー出しが字牌なら喰い伸ばしは ない」 「先に字牌を手出ししてからの 両面チーは、 マタギ以外 ほぼ通る」は、 今回の 比較では 明確な 差を 確認で きませんでした。
一覧
表の
| 読み | 該当牌 | ほかの牌 | 差(90%区間) | 補正後 | 1枚あたり支払点の差 |
|---|---|---|---|---|---|
| チーしなかった牌(上家が切った牌、その人の最後の手出し以降) | 0.05% | 5.13% | −5.26(−5.44〜−5.11) | 有意 | −267点 |
| チーの直後に切った牌の1つ隣 | 4.87% | 3.16% | +1.67(+1.36〜+1.99) | 有意 | +74点 |
| 同じくマタギ | 4.96% | 3.33% | +1.53(+1.19〜+1.88) | 有意 | +63点 |
| 同じく2つ隣 | 4.64% | 3.26% | +1.38(+1.01〜+1.72) | 有意 | +54点 |
| ポンの直後に切った牌の1つ隣 | 1.84% | 2.19% | −0.53(−0.69〜−0.34) | 有意 | +1点(確認できず) |
| 同じくマタギ | 2.19% | 2.23% | −0.32(−0.49〜−0.14) | 確認できず | +6点(確認できず) |
| 同じく2つ隣 | 2.40% | 2.11% | +0.15(−0.05〜+0.35) | 確認できず | +22点(確認できず) |
| 2色を鳴いている人に対する、残りの1色 | 6.49% | 3.77% | +2.81(+2.29〜+3.37) | 有意 | +123点 |
| 以前に切った牌のマタギ(数牌を切った直後) | 2.66% | 3.58% | −1.95(−2.05〜−1.85) | 有意 | −109点 |
| 同じく(字牌を手出しした直後) | 1.05% | 1.87% | −1.18(−1.27〜−1.08) | 有意 | −69点 |
| 形を選べたチーの直後の打牌(1〜3・7〜9)のスジ | 0.00%(205回中0) | 4.22% | −4.50(−5.34〜−3.76) | 有意(回数は少ない) | −185点 |
| チーの直後に字牌を切ったときの、喰い伸ばしの対象牌 | 2.04% | 2.82% | −0.86(−1.37〜−0.40) | 確認できず | −18点(確認できず) |
| 同じ牌を間を空けて2回手出ししたときの2つ隣 | 1.85% | 2.22% | −0.35(−0.88〜+0.20) | 確認できず | −30点(確認できず) |
差は、
チーされなかった牌
上家が
チーされなかったことに
チーの直後と、2色鳴きの残りの色
チーの
2色を
「先に安全牌を切っているのに、
ポンの直後は、チーと同じに扱わない
ポンの直後に
以前に切られた牌のマタギ
鳴いている
過信しないほうがよい読み
「チーの直後に字牌を切ったら、
「先に字牌を手出ししてから両面で
「対子を間を空けて2枚切ったら、
「形を選べたチーの直後の打牌の
相手の聴牌の近さの目安
読みの前に、
| 捨て牌 | 1副露 | 2副露 | 3副露以上 |
|---|---|---|---|
| 1段目(6枚まで) | 7% | 27% | 62% |
| 2段目 | 37% | 59% | 87% |
| 3段目以降 | 40% | 66% | 90% |
「段数と副露数の合計が4なら
1副露目の直後に
鳴いた
方法と注意
- 数字は、
2018-19シーズンから 2026-27シーズン序盤までの 全ステージ (レギュラー・セミファイナル・ ファイナル)の 牌譜から 集計しています。 - 割合は
「その牌をいま切ったとしたら、 その鳴いている 人の役のある 待ちに 当たっていたか」を、 全員の 手牌から 判定した ものです。 役と 点数は 麻雀の 点数計算 ライブラリで 計算し、 ドラ以外の役が 1つ以上 ある 待ちだけを 数えています (仮に切る牌については、 ホーテイや 同じ巡目の 見逃しなど、 場の状況で 決まる ものは 再現していません)。 牌の 種類ごとに 1回と 数え、 待ちの形 (両面・シャボなど)は 分けていません。 実際に 切られた 牌の 放銃率とは 違います。 - 点数の
計算は、 鳴いた 人が 実際に ロンで 和了った 3,929局で、 牌譜に 記録された 点数と 比べ、 3,928局で 一致しました (残る1局は、ロンされた打牌が 記録に 残っていない 局です)。 ホーテイ・ 槍槓、 連風牌の雀頭 (2符)も Mリーグの ルールどおりに 扱っています。 仮に 切る 牌は、 赤でない 普通の牌として 計算しています。 - 同じ場面の中で
比べられる 読みは、 場面と 数字の 組ごとに 比べた 差を まとめています (Mantel-Haenszel法)。 「字牌チー出し」と 「数牌チー出し」の ように 別々の場面を 比べる 読みは、 数字の 組・巡目帯・ 副露数・鳴いた 色の数で 調整しています。 選手や 親子、 手牌の 構成などは 調整していないの で、 こちらの比較は 目安です。 - 区間は、
試合を 単位に 選び直すブートストラップ (1,000回)による 90%区間です。 「補正後」の 判定は、 当たる 割合・当たった ときの点数・ 支払点の48の 比較全体で、 Holm法により 多重比較を 補正しています。 数ポイントや 数十点の小さな 差は、 計算の 単純化の影響も 受けうるので、 はっきりした 差として読まないで ください。 - 語られている
法則の 条件は、 牌譜から 機械的に 判定できる 形に 単純化しています (「安全牌を切った」を字牌の 手出しで 代用する、 など)。 今回の 定義での 結果で、 法則 そのものを 否定する ものでは ありません。
言葉の意味
マタギ:切った
喰い
手出し:ツモった
90%区間:データのばら